
Softest Places

















Softest Places
撮影:佐藤駿,キュンチョメ
自分自身が大きなぬいぐるみとなって、かつて自分が大切にしていたぬいぐるみと一緒に街を歩く。
わたしたちはいつ、愛していたぬいぐるみの存在を忘れて、それをしまいこんでしまうのだろうか。
かつて愛していたぬいぐるみと、もう一度過ごす時間を生み出してみる。
Walking on the streets with the plush toy I used to cherish while I dress up as a plush toy myself.
How long has it been since the day we forgot the existence of our adored plush toys and stashed them away?
I tried to recreate the times I have spent with the plush toy I used to love.
いちばんやわらかい場所(2020)
お台場で2日間開催され、合計50名が参加したパフォーマンス。
参加者たちは事前に「自分が子供の頃に一番大切にしていたぬいぐるみ」を持ってくるように指示を受ける。当日、参加者は集合場所から指定された場所まで、二人一組になり、3つのテーマを話しながら歩く。
そのぬいぐるみはいつから一緒にいますか?名前はなんでしたか?
ぬいぐるみはすぐに見つかりましたか?またはなぜ、見つかりませんでしたか?
あなたを束縛しているものはなんですか?
指定の場所につくと、参加者は着ぐるみに着替えることになる。
そして自身が大きなぬいぐるみとなって、来た道と同じ道をもう一度歩く。
もちろん、ぬいぐるみと一緒に。
着ぐるみを着ると、見ること、聞くこと、しゃべることが制限される。
そんな状況のなかで、参加者はぬいぐるみと一緒に歩き、そして自由な時間を過ごすことになる。