この絵はラオスから来た学生が描いたものだ。

映像をみてもらった後「ラオスにも”サーターアンダギー”のような存在はありますか?」と質問をしたところ、この絵を描いてくれた。それはつまり、他国からやって来て自国で変容していったような食べ物、あるいは侵略や戦争と関係がある食べ物はありますか?ということだ。

彼女は「ラオスにとってそれはフォーだ」と答えた。フォーはベトナムからやってきた食べ物で名前もそのままだけど、入っている具材も味もベトナムのものとはまるで違うと。

そんなラオス人の彼女たちはベトナムのことを”フレンド”と呼ぶ。「同じ共産国として、フレンド(ベトナム)のことは否定的には語れないんだ」と言葉が続く。ラオスとベトナムの複雑な歴史を考えると、それはあくまでカギカッコ付きの”フレンド”なのかもしれない。今度ラオスに行ったらそのフレンドの変容した味を確かめてみたいと思った。